大阪には「新世界」というディープ街があります。
急激に再開発がされた天王寺のきれいな公園を抜け、動物園の横を通った先に広がる地域です。
串カツ屋とレトロな娯楽施設が立ち並んでいますが、全くもって「新しい世界」という感じはしません。
この「新世界」という名前は、江戸時代から明治時代に移った頃、新しい文化を取り入れて諸外国に負けない近代都市にしようという思いから名付けられたそうです。
その新世界の中央に聳立つ通天閣は、まさに新しい世界のシンボルでした。
今は建て替えられていますが、初代通天閣はなんとフランスパリの凱旋門とエッフェル塔を合体させたデザインをしていました。
鎖国の江戸時代では考えられなかった事ですね。
しかし、そんな新しい世界も今ではレトロな街になっています。
そして、通天閣の遥か上空から、あべのハルカスが見下ろしています。
一つの町、一つの建物にも、時代の移り変わりを感じるものですね。
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