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熊蜂が飛べるのは「飛べる」と信じているから?

フィギュアスケートや新体操の選手を見ていると、(私と違う世界の物理法則で生きているのではないか。)と感じます。

 

最近では、スケートボードの選手にも同じ感情を抱いています。

 

ニュートンが発見した万有引力も、リンゴと羽生結弦選手で異なる力が働いているのかもしれません。

 

しかし、羽生選手が生まれるもっと昔から、物理法則を無視していると言われた生き物がいます。

 



その生き物とは熊蜂です。

ハチミツ好きな黄色い熊さんと一緒に登場する、あの蜂です。

 

この熊蜂、空を飛んでいるにもかかわらず、体に対して羽が小さ過ぎる事から、物理的に空を飛ぶことが不可能だと言われていました。

 

航空力学の学者達ですら、「熊蜂が飛べるのは、彼ら自身が物理法則に反している事に気がついておらず、飛べると信じているからだ。」と考えていたそうです。

 

もはや何でもありの理論ですよね。

 

その理屈であれば、私だって信じれば4回転ジャンプを飛べてしまいます。

 

もちろん、今では熊蜂の飛行について科学的な解明がされています。

 

レイノルズ数という空気の粘度と羽の動かし方によって、不可能と言われた飛行を行っているとの事です。

 

科学的に解明されたとはいえ、私のような凡人は「空気の粘度」という概念すら理解できず、やはり熊蜂はすごい生き物だと思います。

 

これらの話から、熊蜂は「不可能を可能にするシンボル」として、多くの企業やスポーツチームのマークに使われています。

 

小さな昆虫に尊敬の念を抱きつつ、私自身は年々重くなる体にエナジードリンクで翼を授け、今日も一生懸命働きます。